7月26日 2030年度までに温室効果ガスを13年度比で46%削減する目標達成に向けた政府の地球温暖化対策計画の原案が判明した。
家庭部門で66%を削減するなど、目標達成に必要な全部門の削減量を初めて明記した。
とニュースがありました。
原案なので今後議論されていくのでしょうけど、家庭部門で温室効果ガスを減らすには、
住宅を高断熱にして暖冷房費を削減する。
加えて石油スト―ブでなく、エアコンで冷暖房できるようにする。
太陽光発電を設置する。
が必要になってきます。
高断熱化は必須、太陽光は追加で必要になってくると思います。
ストーブや電気ヒーターよりもエアコンは二酸化炭素を排出しません。
ヒートポンプ(室外機)で3倍くらいのパワーを生み出すからです。
住宅で一番電気代がかかるのが冷暖房費。
特に暖房費の占める割合が一番高いです。
家電は省エネになってきてますが使わないってことはできないので削減するところと言ったら冷暖房費でしょう。
少なくてもエアコンで冷暖房出来る住宅が必要になり、さらにその電気代を抑えられるくらいの断熱レベルが必要になってきます。
ドイツは温室効果ガスの削減を先送りするのは、次世代つまり子供たちに責任を負わせることになるのでいち早く対応していくという考えみたいですね。
すでにドイツを含めヨーロッパの断熱義務レベルは日本を凌駕してます。
アメリカも韓国も断熱レベルを義務化してます。
政府が本気でドイツ・イギリスのように住宅の高断熱化を義務化しなければ達成できないでしょう。
今建っている一般的な新築住宅の断熱レベルでは到底不可能な削減目標だからです。
リフォームするにしても高断熱化をセットでやっていかないと家庭部門の66%削減には追い付かないと思います。
仮に政府が本気で取り組む場合、高断熱レベルを義務化する必要があります。
そのレベルを政府が要求してきた時は高断熱住宅が建っていくことになるわけですが、一番大変なのはそのレベルに達していない住宅の資産価値は低くなることです。
しっかり高断熱について考えないとせっかく建てた自分の家の資産価値が低くなってしまうかもしれません。