2025年8月27日水曜日

Tさんの家 ダイニングキッチンを断熱リノベ Part2


工事する前に床の中身がどうなっているか、つまりフローリングを張る下地がどうなっているか、わかるところから覗いて確認しますが、どうしても床をはいでしまわないとわからないところってあります。
解体してようやく全体があらわになったところで、初めてどのように工事していこうか考えることは良くあること。
ここはこの下地材を使って、現状の床と平らにしていこうなど考えていきます。

床の中の構造がはがないとわからないところは、工事に入る前に今までの経験で推察して、この材料が必要だろうなと予想して材料を考えておきます。
解体してみないとすべてが見えてこないところがリフォームの大変なところだし、面白いところ。

解体後大工さんと相談し、方向性を決めたところではいだ床の下地の間に断熱材50㎜入れていきます。


その上に下地を流して


その間にも50㎜の断熱材を入れていきますので50㎜+50㎜で100㎜。
この部屋は高床基礎の上にある部屋なので、床下は完全な外になっており、冬は寒い風が吹きつけるでしょう。
という事で50㎜に50㎜を加えて断熱を付加して2倍入れます。
こうしておけば、床の底冷えを防いで、暖房の効き目もよくなります。


寒い家って直接床の寒さが足から伝わってきます。
床は、壁よりも天井よりも直接触れるところなので、たとえスリッパをはいていたとしても、寒さを感じてしまう部位。
断熱上、重要部位 『床』
そういったところから、私は最近、床断熱は最近2重に入れるのがおすすめとさせてもらってます。


この辺で水道屋さんも登場。
断熱材を入れる前に配管工事。


2階のトイレの排水管が壁の中を通っています。
本来なら壁の中ではなく配管が通るスペース・パイプスペースを作ってやれば一番いいのですが、この部分にキッチンが来るので変なスペースを新たに作ってはキッチンがおけなくなるので、パイプスペースは作らず、壁の中を通ったままとします。
これも壁を開けてみて配管がここにあることが分かったという事例。
釘で打ち抜かないように気を付けて工事します。

それと2階のトイレを使用すると水が流れる音がそこそこします。
ここにはグラスウールという断熱材をしっかり入れて、配管周りを覆うことで防音・吸音させて音を防ぎます。


床張りが終わったので次は大工さんが何をやっているかというと


壁の下の床との間のすきま埋め。


あおい断熱材スタイロエースⅡをいれて小さいすきまには断熱スプレーで小さいすきまも見逃さない。

これは床から空気が壁内に移動しないようにする気流止めって言われる工事。
床と壁・壁と天井 これらはそれぞれ空気の行き来がないようにします。
暖かい空気は自然と上に上がる性質があるので、隙間があると、床のすきまから壁を通り、天井を通り、外に逃げてしまいます。
空気はとどめておかないと断熱効果を発揮しません。
私が一番大事にしている断熱の基本的な考えは、『なるべく空気を動かさないようにするにはどうすればいいかを考えること』

この部分はどう工事すればいいかなと考えるときは、基本に立ち返り、空気を動かさないように隙間を埋めるってことを考えながら進めていきます。