2026年1月29日木曜日

ダクトレス換気扇の強風による逆風がちょっと解消された話

 ダクトレス換気扇の強風による逆風がちょっと解消された話。

って言われてもなんのこっちゃって感じですよね。
そうそう、結構マニアックな話です。

でも私にとっては重要な話で、長年のストレスが少し解消された、やったー!って話でもあります。

断熱リノベをした住宅は、高気密になります。高気密になるほど、しっかりした換気をして新鮮空気を室内に入れてあげないと二酸化炭素が放出されなくて息苦しくなります。
ということで、換気をしっかりして、新鮮な外気をそのまま大量に室内に入れてしまうと冬は寒い空気を入れてしまうことになるから、せっかく温めた部屋が寒くなってしまいます。

そこで我が家は せせらぎ って換気扇を入れてあります。


外の新鮮な冷たい空気を温かい空気に換えて室内に入れるから、暖房した部屋のせっかく暖めた暖かい空気を外に捨てなくて済むという換気扇。

冷たい空気を温かい空気にして室内に入れることを熱交換といいます。




壁に穴をあけて設置します。
数十秒間隔で中のファンが順回転と逆回転を交互に繰り返し、換気扇内にあるエレメントに暖かい空気をためるので、冷たい外の空気が暖められたエレメントを通る際に暖められて室内に入ってくる。

構造が簡単で壁に穴をあければ設置できるので、リノベには適した換気扇かなと思って採用してます。
長ーいダクトを天井裏や床下に通してそれぞれの室内に換気口を持ってくるような換気扇とは違い、長ーいダクトを使わないから、ダクトレス換気扇といいます。

ダクトがなくて壁に穴をあけて設置するので、


当然なんだけど、この換気扇の20数センチ向こうはすぐに外。

これが冬の吹雪の強風時に、風が室内に入ってくる!
室内に空気を入れることと、室外に空気を排出することを数十秒間隔で交互に行っているんだけど、風が強いと外に空気を排出するときも排出されず、強風に押し返されて冷たい空気が室内に入ってくる!

結果熱交換ができなくて部屋は寒くなる。
寒くなるといえど、高断熱住宅だから、完全に冷えるわけではないんだけど、せっかくの高断熱の暖かさが、強風の日だけ少し弱まってしまうことがストレスでした。

それと、強風の音!
ごーごーとかびゅーびゅーとか、すぐそこが外の分、音も聞こえやすい。
ぶぃーーんというファンの頑張ってる音と逆風のぼーーっていう音の不協和音。

我が家は誰一人として、この音がうるさいから寝れない、なんてことは言わない、鈍感家族ではあるのですが、やはりうるさいのはうるさい。

お客様に提供している限り、自分がストレスに感じているものをつけたくない。

このストレスを感じる換気扇は、西側に位置している換気扇のみ。
ド田舎に住んでるわたくし、田んぼのふきっさらしの強風は西からが一番すごい。
東側や南側の換気扇は逆風や爆音のストレスはないんです。

ということでお客様の家に採用する際は、我が家の失敗を教訓に西側には絶対つけないようにしておるのです。


リノベしたのが8年前。
毎年冬はこれに悩まされていました。
メーカーに聞いてもそんなことはない。フードに逆風対策してあるから大丈夫。と。
いやいや、実際逆風あるから質問してるんだけど、と思いながら、頼れないな、これは自らどうにかするしかないなと。


これが せせらぎのKK2っていうフード。
逆風に強くなんかないじゃん。ってこの時の感想。

このフードを北風くんという、逆風に強いフードにしてもらって、お客様の家につけたこともある。しらべたら現在もう販売してないそう。

我が家は、私の失敗でもあるのですが、このフードのすぐわきにエアコンの外部配管を添わしてしまったため、違う形状の換気フードが取り付けられない!
あちゃー。
つまりこの丸いKK2というフードはそのままで変えられない。
このフードのまま何か対策をして逆風をなくすという道しかないということ。

1.逆風のストレス
2.暴風の轟音のストレス

この二つのストレス解消のため、いろいろとやってみました。




風がすごいならこの網目の部分を半分ふさいで風を少なくしたらと、テープを張ってみました。
風は少なくなっても、強い風は入り込んだら今度は出ていきにくいので意味なし。
ほぼ変わらない。


外壁から80ミリ出す指定。
100ミリ出してやってみたり、もっと出してみたり。
ちょっといいかなと思うと、最強強風の時にはなーにも変わりません。

それこそいろいろやりました。



音の解消についても中にサイレンサーってものを入れてみました。
多少音は解消されたけど、逆風は解消されない。
サイレンサーの取付位置を変えてみたり。

この8年いろんなことをやってみました。
だけど冬の毎日が強風ではないし、穏やかな日は全然気にならない。
いざ強風が来た時に、対策したものを実験して様子見しても成果が出ず。
じゃあ違う対策をしようと思っても強風で外で作業できない。
また穏やかになるまで待つしかない。

そんなことを繰り返していました。

そもそも、このフード。


この網目の開口部分が下にもあって、風が下から入って、上から出てくので、室内には入り込みにくいってことらしい。
要は入り込んだ風が下から上にしっかり逃げていけばいいみたい。

はて、チャットGPTにでも相談してみるか、と。
チャットGPTがいろいろ提案してくるんだけど、その中に網をとって解消されることもあるとのこと。
網に風の通過が阻害されている可能性がある!
これは網とってみる価値あるな。

網は何のためにあるかというと、虫が入ってくることを防ぐため。



室内側にも網がついているから外部フードの網はとってしまってもいいでしょう。
ということで網はすべて外し、強風の日を待つことに。
強風の日よ早く来い、猛吹雪を待ち望むこともそうそうないな。


いよいよ強風の日。

すげー!全然改善されてる。
逆風で室内に風がはいってくることがほとんどない。
網がないおかげで


風の通過が阻害されず、中に入ってくる前に、外にしっかり逃げてるみたい。
やったー!
風がフード内で滞留しないから音もまずまずうるさくなくなりました。
で、さらにサイレンサーを室内側につけたら、もうあまり音でストレスを感じなくなりました!



ところで、最近メーカーのページ見たらKK2の下に四角いもっと風に強いフードが出てたみたい。
ってことは自分みたいに、逆風すごいんだけどって声があって、このフードも採用されたのかも。
今問い合わせしたら、網とればいいですよとアドバイスされたりなんかするかもしれない。(問い合わせてないので空想の話)

まあ、いいんだ、苦労したけど結果解消されたから。
いいんだいいんだ。

2025年12月5日金曜日

3Dでリノベした部屋を歩き回れる meta madori というコンテンツ

 


我が家のリノベの様子を見ていただきたいのですが、実際に住んでいる部屋を見せるには片づけをしなくてはいけないし、見る方も私たちが住んでる部屋をじろじろ見るのは気を使ってしまうでしょう。



でも、これなら皆さんに見ていただけます。
これCGなのですが


実際の写真とほぼ同じ雰囲気。

ドラッグ&ドロップやフリックで


360°ぐるぐる見れます。
結構細かいところまで作りこんだのでほぼ我が家。


リノベ前とリノベ後の図面なんかもありまして、緑色の丸をクリックすると、見たいところに飛べます。


白いマークを選択すると実際の我が家の写真が見れたり


工事中の写真が見れたりします。


同じ画角からビフォー写真なんかもあって、いろいろ探検して写真を見てみてください。


住んでしまうとなかなか皆さんに見ていただくことが難しくなるリノベ住宅ですが、今後もリノベしたおうちのmeta madoriを追加していこうと思ってます。

ちなみに、3D空間ってことでmeta って単語を使って、minatokensetsuもmadoriも頭文字がmだからなんかいいかなってことでネーミングしました。

それでは我が家へどうぞ。

2025年10月17日金曜日

Tさんの家 ダイニングキッチンを断熱リノベ Part4

 


オーク柄のキッチン。
クリナップのセントロ。
クリナップのキッチンでは最上級グレードのものになります。


キャビネットがステンレス。さびにくくて長持ちします。


自動で洗ってくれる洗エ―ルレンジフード。


食洗器も付いて


高級感あります。
床のオークとも統一感がよい。


窓には内窓を設置。
先進的窓リノベで半分ほどは補助金で賄えます。
この補助金も3年目の今年が最後。
使えるときに使っておきましょう。

右の窓は出窓なので、断熱の弱点。
内窓で、快適になるでしょう。
遮熱フィルムのおかげで、夏の日差しを跳ね返して室内の気温上昇を和らげる効果もあります。


さらにダブルのロールカーテンを設置。

白いシースルーの方を使って日差しを柔らかく遮ったり、緑の
遮光の方で完全に日差しをシャットアウトできたり、2種類のカーテンが備わっております。


その後お住いになってみて、快適ですとの声を頂戴して大変うれしく思います。




リノベ前はエアコン暖房であったかく、なんて無理だったでしょうけど、断熱リノベでパワーアップしたこの部屋は、この冬エアコン暖房で過ごしていただきましょう。

2025年9月30日火曜日

Tさんの家 ダイニングキッチンを断熱リノベ Part3


正面に見える窓の上に四角い穴があるのがわかると思います。
出窓の上の庇部分の裏。ここに穴が開いているわけですが、ここから外の風が入ってくるので


シートでふさぎます。


むこうの壁の上も穴が開いてます。
このキッチンの部屋を快適にしたいから、向こう側の空気は遮断したい。



そんな穴もシートでふさぎ
断熱材を入れていきます。


断熱材を入れたら、この部屋の外となる部分と遮断するため、フィルムとテープとスプレーで隙間を埋めていきます。


断熱材がぎっしり入って、他の空間とは断熱的に区画して独立させたこの部屋は、ほかの部屋と比べてとても快適になるのでしょう。
奥様いわく、冬は底冷えが半端ないそうで、この部屋はそうならないように配慮しました。


キッチンと合わせたフローリングを張っていき、仕上げに近づいていきます。

2025年8月27日水曜日

Tさんの家 ダイニングキッチンを断熱リノベ Part2


工事する前に床の中身がどうなっているか、つまりフローリングを張る下地がどうなっているか、わかるところから覗いて確認しますが、どうしても床をはいでしまわないとわからないところってあります。
解体してようやく全体があらわになったところで、初めてどのように工事していこうか考えることは良くあること。
ここはこの下地材を使って、現状の床と平らにしていこうなど考えていきます。

床の中の構造がはがないとわからないところは、工事に入る前に今までの経験で推察して、この材料が必要だろうなと予想して材料を考えておきます。
解体してみないとすべてが見えてこないところがリフォームの大変なところだし、面白いところ。

解体後大工さんと相談し、方向性を決めたところではいだ床の下地の間に断熱材50㎜入れていきます。


その上に下地を流して


その間にも50㎜の断熱材を入れていきますので50㎜+50㎜で100㎜。
この部屋は高床基礎の上にある部屋なので、床下は完全な外になっており、冬は寒い風が吹きつけるでしょう。
という事で50㎜に50㎜を加えて断熱を付加して2倍入れます。
こうしておけば、床の底冷えを防いで、暖房の効き目もよくなります。


寒い家って直接床の寒さが足から伝わってきます。
床は、壁よりも天井よりも直接触れるところなので、たとえスリッパをはいていたとしても、寒さを感じてしまう部位。
断熱上、重要部位 『床』
そういったところから、私は最近、床断熱は最近2重に入れるのがおすすめとさせてもらってます。


この辺で水道屋さんも登場。
断熱材を入れる前に配管工事。


2階のトイレの排水管が壁の中を通っています。
本来なら壁の中ではなく配管が通るスペース・パイプスペースを作ってやれば一番いいのですが、この部分にキッチンが来るので変なスペースを新たに作ってはキッチンがおけなくなるので、パイプスペースは作らず、壁の中を通ったままとします。
これも壁を開けてみて配管がここにあることが分かったという事例。
釘で打ち抜かないように気を付けて工事します。

それと2階のトイレを使用すると水が流れる音がそこそこします。
ここにはグラスウールという断熱材をしっかり入れて、配管周りを覆うことで防音・吸音させて音を防ぎます。


床張りが終わったので次は大工さんが何をやっているかというと


壁の下の床との間のすきま埋め。


あおい断熱材スタイロエースⅡをいれて小さいすきまには断熱スプレーで小さいすきまも見逃さない。

これは床から空気が壁内に移動しないようにする気流止めって言われる工事。
床と壁・壁と天井 これらはそれぞれ空気の行き来がないようにします。
暖かい空気は自然と上に上がる性質があるので、隙間があると、床のすきまから壁を通り、天井を通り、外に逃げてしまいます。
空気はとどめておかないと断熱効果を発揮しません。
私が一番大事にしている断熱の基本的な考えは、『なるべく空気を動かさないようにするにはどうすればいいかを考えること』

この部分はどう工事すればいいかなと考えるときは、基本に立ち返り、空気を動かさないように隙間を埋めるってことを考えながら進めていきます。

2025年7月29日火曜日

Tさんの家 ダイニングキッチンを断熱リノベ

 弊社が推奨する部分断熱リノベ。
リノベとリフォームの違いって、わかりますか?
リノベとは新たな価値を加えることらしく、リフォームは古くなったところを新しくするってことらしいです。
実は、私もあいまいなままでした。
豪快に解体して間取りまでいじって、今までと全然違うものにするのがリノベだと思ってました。

断熱性能をアップする工事というのは、断熱性という価値を新たに付け加えて快適にするってことなので、『リノベ』ってことですね。

という事で、間取りはそのままなのですが、Tさんの家は断熱リノベという事になります。


8.5帖のダイニングキッチン。
この一部屋の床・壁・天井をすべて取り払い、断熱材を入れ替えます。


工事初日は業者さんが、解体のため入り乱れております。
水道屋さん、ガス屋さん、キッチン屋さん、大工さん。


断熱材も当時の性能のモノなので、高性能なものに変えていくため取り払っていきます。



床や天井についても同じく当時の断熱材は取り除き、構造躯体だけのきれいになったところ。
新しい断熱材を入れていきます。

当時、港建設で建てた家を、またこうしてリノベ。
弊社も当時と代替わりしましたが、変わらず依頼してくれるTさんに感謝しつつ、工事を進めてまいります。