2024年3月4日月曜日

doochi 3

 


今までの引き違い戸を取り外して、ドアと窓を作っていきます。
まずは大工さんによるドアと窓の枠付け。


ドアの枠は大工さんが作り、ドア本体は建具屋さんが作成。
そこにガラス屋さんがガラスを入れ、塗装屋さんが塗装、玄関下枠を左官屋さんが仕上げます。

玄関ドアだけでも5種の業者が協力して作り上げていくのです。
そう考えるとドア一つ、見方が変わってきたりして。


良い具合に枠が取り付きました。


イメージパースのようになってきました。
図面も大事ですが、パースは非常に大事。
お客様に伝えるためだけではなく、大工さんやその他業者さんにもパースのほうが伝わることが多い場合が多々あります。

そういう私も平面図だけでなく、パースで3Dにしてようやくかっこいいかどうか判断しているので、パースはなくてはならないものになります。


外観の大枠ができた後、オーナーの意向を聞きつつ、マイナーチェンジをしていきます。


枠をつけて玄関を強調してみるとか


そこを色分けしてみるとか。


ドアの色も変えて色違いにしてみるとか。


ドアを違う雰囲気にしてみたり


最終的にドアは木のそのままの感じを残して外観パース決定。


内装はこんな感じ。
玄関の内側の壁はベニヤでアクセント壁にして仕上げます。


大きな鏡がラグジュアリー。
奥のオレンジはパンチングボード。

内装も要望をお伺いしつつ、提出→変更→少しづつ変更→でお客様のイメージとすり合わせて作っていきます。

2024年2月29日木曜日

doochi 2


ただいまの外観を


こんな感じに変えていきます。

現状の床塩ビシートを剥いで、コンクリートむき出しにしていきます。


Mオーナー自らシートをはぎはぎ。
かなり力のいる肉体労働。


剥離剤を使ってやったり、乾いたままやったり試行錯誤で剥いでいきます。
水でしっかり湿らすと取れやすくなるって気づいたのは、剥ぐ工事終盤だったそうな。
でもきれいに取れたのでオッケー。

続いて大工工事に入っていきます。

2024年2月26日月曜日

Kさんの家 DIYで仕上げるリフォーム 5

 


Kさんの床張りがある程度進んだので、キッチン周りの工事をしていきます。


キッチンやカウンターも動かせるようにしておいたので、DIYの床張りが、もしかしたら完了していなくても、水道ガスなどの工事を進められるようにしておきました。
キッチンもカウンターも動かせれば、あとで床張ってもらえると想定してました。
でもKさん頑張って床をほぼ張りきっちゃったのですごいです。


Kさんの選んだ水栓を取付。
壁にはDIYでタイルを張るそう。


以前のブログ キッチンをリメイクする はKさんの家のキッチン。


自分好みに変えてっちゃってください。


私の仕事はほぼ完了。
KさんによるDIYが再びスタート。



仕切られていた部屋をつなげたので大きなLDKになりました。


いい感じの雰囲気。


廊下とリビングをつなげて大きな空間にしたので、いらなくなった廊下とリビングを仕切っていたこの障子戸は、縁側に移設したそうな。


しかも上下逆に取付。
この雪見障子は、下半分の障子部分を上にあげると解放され外が見えるところ、上下反対使いをしたので、上半分を下に下げると解放される。
普段は障子で下が隠れ外から見えにくくプライバシーが守られて、解放部分を上にする方が使い勝手がいい。


鴨居部分を自分で加工して、上下反対でも問題なく使えるようになってる!
こうやればできるんじゃないですかってアドバイスはしたのだけれど、やっちゃうんですね、実際に!


で縁側のウッドデッキ。これもじぶんで作ったもの。
ほかにもやりたいことがたくさんあるそうで。
Kさんの家の私の工事は完了しましたが、KさんのDIYはまだまだ続く。

2024年2月19日月曜日

Kさんの家 DIYで仕上げるリフォーム 4


Kさんが杉のフローリングを張っているところ。
下地までを大工さんにやってもらい、仕上げを自分でやる新しい形。


壁を下地まで大工さんがやって、漆喰をDIYまたは塗装をDIY、で仕上げるっていうのはそこそこありますが、フローリングを自分でっていうのはなかなかないでしょ。
安く仕上がるし、自分でやるって楽しい。
多少隙間があっても、いいんです。
住んでしまえばそんなに気にしない。


いろんな考えがあっていい。
いろんな価値観がある。
こういうリフォームスタイルも面白い。

一緒に考えながら形にしていくことが面白い。


Kさんが作ったテーブル。
エイジング塗装されていて部屋に合う。

2024年2月16日金曜日

Kさんの家 DIYで仕上げるリフォーム 3

 

さすがに天井はお客様もDIYはできないので大工さんにやってもらいます。


天井組をして、断熱材も入れていきます。
無断熱だった今までの天井。
今までよりも快適になるでしょう。


木の天井が張りあがりました。
KさんがDIYで張るフローリングの方向と張方向を合わせてみました。


新しい入口。
玄関とは別に設けた出入口。


大工さんの仕事はここまで。
ここからお客さんによるDIYで仕上げていきます。





2024年2月2日金曜日

アパートのリフォームで塗装とクロス張りを併用する。

長岡市宮関にあるパストラル田中Aというアパート。
造形大学、原信にもほど近く、千秋や古正寺にも歩いて行ける好立地。


例えばアパートによくあるこういう和室。
木の部分が古さを醸し出しており、壁のクロスを張っただけでは良く見える部屋にはなりません。
このような時、柱を隠すように石膏ボードを張り、その上からクロスを張るのが一般的ですが、今回はコスト削減と合わせて塗装の面白みを出したく、木の部分を塗装します。


畳をフローリングに変えたのち


木の部分を塗装していきます。


木の茶色の部分を塗っただけで、全然雰囲気がガラッと変わります。


壁のクロスも張り替えて


これがーーー


こうなるーーー!
白く塗った天井の凹凸、柱の凹凸の陰影ができて面白い。


これがーーーー


こうなる―ーーー!
使いにくい奥行の深い押入は


中棚をとって、可動棚と可動ハンガーパイプにして、ウォークインクロゼットに。


あるものを生かす塗装。
ステキ。