LDKは広い方がいいですか?
広ければその分建築費は上がります。
収納やその他の空間を削ってもLDKを広げるか。
私の結論。
広く感じられれば狭くてもいい。
この結論も実際リフォームした我が家に住んでみて再度実感したのですが。
我が家のLDK。
未完成写真です。
子どもがいるので部屋が片付かず、完成写真は片付いてからいつか、いつか。
載せます。
写真下が見切れてますがこれがうちのリビングダイニングキッチンの大体の広さ。
11帖ないくらいですかね。
狭いですが天井が高いので狭いと思ったことはないです。
LDKは絶対16帖以上ほしいという方もいます。
新築だと20帖くらいのLDKが普通にあります。
いろんな考え方があります。
うちのLDKは約半分の11帖。
狭くても天井を高くすると圧迫感はなくなります。
うちは横に広げるより縦に広げてあげた感じ。
というよりもリフォームだから横にはこれ以上広げられなかったんですが。
断熱性能を上げたことで天井を高くする空間設計も可能になります。
断熱性能が中途半端なまま吹き抜けは作らないようにしましょう。
キッチン前には小上がりダイニングがあります。
ダイニングテーブルは置いてません。
これも広く見せるようにしたかったからです。
ダイニングテーブルは高さ大体70㎝。
結構大きいテーブルを狭いLDKに置くと余計に狭く感じてしまいます。
ダイニングテーブルは絶対必要ではありません。
ダイニングテーブルは置かずにキッチン前の小上がりダイニングにクッションをおいて床に座ってちゃぶ台テーブルで食事します。
ダイニングテーブルをはじめ、背の高い家具は圧迫感を強めるので置いてません。
なので大きい家具は置かずテレビボード・カップボードなどの壁面収納を充実させているのも広く見せたいからです。
壁面収納は約奥行き40センチ。
LDKで使うモノはそんなに大きくない食器・食材・本・TV・DVDなどなので壁面収納でほぼ収まります。
(写真は壁面収納が未完成です。)
押入のような収納は空間をとってしまいますし、奥行きがあるので奥に収納したものが取り出しにくいのですべて取っ払いました。
小上がりダイニングの下は床下収納になっているので少し大きいものはそこに収納してます。
キッチンに立つと小上がりダイニングやリビングにいる家族との距離が近いです。
家族との距離が近い。
これもコンパクトなLDKのメリット。
ただ平面的な広さを求めるよりも縦に広い空間は開放的で心地いいです。
断熱性能を無視してただ縦に広げることは不快的になるのでやめましょう。
20帖以上のLDKを採用して、空間としては広いけど壁面などの収納がないので片付かないというのもよくあります。
まとめ。
◇LDKの平面的な広さはそこそこに、縦の空間利用で開放的にしましょう。
(LDKの上全体を吹き抜けにしてしまっては2階で使えた空間が使えなくなるので最適な広さで考えましょう。)
◇押入のような奥行きのある収納は場所をとるのでLDKの収納としてはほどほどにして、壁面収納を有効に配置しましょう。
◇ダイニングテーブルが絶対必要というセオリーを排除して小上がりダイニングなど床座のダイニングを考えてみましょう。
◇LDKをコンパクトにした分で、その他の収納・例えば納戸などにまわせるようならなお良しです。
普段使わないようなものが納戸などににしまえればLDKに余計なものを置かなくてすみます。
こんなところを抑えれば我が家のように10帖そこそこのLDKでもいけます。
広さを抑えつつ、狭く感じず、コストダウン出来る一つの考え方として。