2023年2月3日金曜日

屋根の雨漏り 雪止め金具の下は弱点

 アパートの一室が雨漏りするとのこと。
まずは部屋の中から確認。
行ってみるとそこまで漏れてなさそう。
雨漏り個所が小さく漏れはそこまででもないのか、雪に覆われていて雨が一時的に止まっているからなのか。
いろんな想像をしながらどこが漏れているか探します。


まずは屋根に上がり雪かきから。
漏れている直上の屋根部分に不具合がないか確認。


室内天井の雨漏り部分とだいたい位置が一致。
雪が落ちないように雪止めを取り付ける雪止め金具の部分。
屋根の表面のさびは全くなくきれいな様子。
そうなるとだいたい雪止め金具の取り付いているところが怪しい箇所です。


雪止め金具を上にあげて屋根部分を確認。
さびて薄くなりひび割れている。
指で押すと結構な割れが確認。

雪の季節、張替は不可能なので、とりあえず春まで持たせるための応急処置。


シートを張ってコーキング。

雪止め金具部分は屋根と接しているので、ほこりやごみがたまりやすくさびやすい。
また重い雪を受け止めているので、へこみやすく水のたまりになり、さびの原因になります。
ちなみに築24年のアパート。このくらいの築年数の家は一度点検するのもいいでしょう。

屋根形状がAT張、瓦棒、立平張り、いろいろありますが、雨漏りの場合はまず雪止めの個所を怪しむといいでしょう。