弱点の出窓を強化する
Kさんの家の実際の工事が終盤に差し掛かり忙しかったのでブログが遅れてました。
早速再開!
キッチンを設置するところに仮に木材を置いてみて実際の大きさをシュミレーション。
なるほどここに建つとこんな眺めか、と確認しながら納得しながら工事を進めていく。
例のごとく1階の壁も内側に付加していきます。
左上の窓は出窓。
出窓って、家の壁より外にせり出している構造。
中から見ると壁より突き出している分、広く見えるので昔流行りましたが、今ではあまり見かけなくなりました。
出窓って壁から外に出ている分、断熱ゾーンより外に出ているわけで、断熱改修の際はここもきちんと対処しておかないといけないのです。

このように出窓をぐるっとスタイロフォームという断熱材で囲みます。
こういうことをしておかないと、外に突き出た出窓の内側は結露でびっしょり、ほっておくとカビが生えます。
(自宅で経験あり)
じゃあ窓を出窓じゃない窓に変えればいいじゃん?ってホントその通り。
窓の入替には外壁の撤去再取付にかかる費用が別途必要。
あと一部外壁を撤去することでの雨の侵入に対処することの必要性も出てきます。
それらをクリアして、窓を入れ替える方が補助金もらってお得な計算になればそうすればいいです。
今回は出窓の断熱補強+内窓設置。つまり外窓はそのまま。
内窓をつけても先進的窓リノベっていう補助金がもらえます。
Kさんちは窓が多いので補助金だけで60万円以上になります。
そして、すべての内窓費用のうち、補助金額が半分以上出るのでとってもお得。
(大きさにもよるので参考金額です。)
しかも断熱性能が高い内窓ほど補助金額が多くなってお得になるシステム。
2025年度が最終年度となるらしいので、皆さんも絶対内窓つけて、補助金もらった方がいいです。
それだけ内窓って効果あります。
上の木の枠は出窓の中に入れる窓枠。
出窓だけあって幅が広い。
よっこいしょで二人で窓に入れて取付。
こんな感じで断熱強化できました。
また隙間を埋めて断熱材を2重に入れていく
窓の上にある、ひさし・霧除けの裏側は
こんな感じで穴になっており風が入ってくる。
キッチンの換気扇があったところなんかは大穴になっている。
そういったところも内側からふさいでいく。
いろんな穴を見つけて塞ぎ
断熱材を2重に入れて
フィルムを張って気密を取る。
やってることは2階と一緒。
ようやくボードを張って部屋らしくなってきたぞ。
そしてボードを張ると面が平らになったから、光が面を反射して奥まで届くので吹き抜けの明るさが今以上に感じられるようになりました。