2024年7月5日金曜日

Kさんの家 部分断熱リフォームと造作家具 1

 

6帖のキッチン。
今回のリフォームのメインはこちら。
6帖の空間を断熱性アップしていきます。


キッチンや家具などを取外し、これから本格的に解体していきます。



天井・壁・床 すべての解体をしていきます。

今まで張ってあったフローリングは、コシがなくなってフカフカして踏み抜けてしまいそうな所もあります。
原因は床が古いから。
っていうことだけではないです。

①現代の施工法のようにフローリングの下にもう一枚下地板が張ってないので弱いこと。
 昔の家(30年前)はフローリング一枚で持っているんですね。
②フローリングの下に断熱材が入っていないこと。
 下は土なので、土からでた水分が湿気となり、その湿気をもろに受けたフローリングの下側は結露を繰り返し、フローリングを劣化させるわけです。

断熱性を高めることは、温熱的に快適にすることだけが目的じゃないんですね。
材料を長持ちさせるという大事な役目もあるのです。

床が古くなったからという認識だけでリフォームしちゃうと、この上からもう一枚フローリングを張って終了ってことになっちゃいます。ただ見た目を良くするリフォームをお化粧リフォームといいます。
これではまた5年後どうなっているでしょうね。

ただ、価格だけを重視したリフォームであればお化粧リフォームも間違いではないし、安さを求めるのであれば、場合によっては正解になります。


今回はこれからも快適に長く住めて、長く使えるキッチンにしたい要望がお客様よりありまして、きちんと解体した後、しっかり断熱材を施工していきます。
表面だけのお化粧リフォームではなく、中身もしっかり改修していきます。