Kさんの家 性能向上リノベ 内側付加断熱と造作キッチン&家具 まとめ3
リビングの事
完成写真を交えて。
広いリビング。27畳くらい。
まず、開放的な吹き抜けのある空間で、照明がなくても明るい。
これがビフォー。
ほぼ同じ位置からの写真です。
柱の位置はそのままにして生かしてあります。
押入の両脇に建っている柱の間にテレビボードを取り付けました。押入れの左右の柱の位置は一緒なのが分かります。
ゆっくり閉まるソフトクローズのスライド蝶番。
これがCG。
実際の写真と比較すると、このCGのイメージとほぼ同じように作られたことがわかりますよね。
ビフォーの状態から完成をイメージするってこのCGがなければ相当に難しいので、提案時にCGは非常に大切。
CGはなくてはならないと再認識させられます。
ちなみにリビングの赤茶色のローテーブルは
もともとキッチンにあったこのダイニングテーブルを、Kさんがやすりがけしてテカテカのウレタン塗装を落として、オイル仕上げしたもの。
その脚をローテーブルの高さに切ってこの家に合うものにしちゃいました。
すべてKさんのお手製。
角までしっかりウレタンを落として、木の本来の手触りがいいテーブルになりました。
やっぱりこういう家にウレタンテカテカ塗装は似合いませんもんね。
この裏面を確認したところ
ラベルが貼られていてしっかり『花梨』と書かれていました。
やっぱりあの匂いは花梨の木でした。高級な材木です。
テレビボードの裏は未完成。
電線やアンテナ線も見えたままでそのままなのだけれど、またKさんといろいろ考えながら作っていけばいいかなと思ってます。
テレビボードの裏が通れるようになっているので、テレビを見ている人の前を横切らずに通過できます。
テレビの裏側が少し暗いだろうからそれを照らすライト。
テレビの裏を回ってリビングを回遊できる導線。
回遊導線があると、人と人が移動時にぶつからずにストレスがなくせますよ。
元々押入れだったところを通っているんだよなあ、って考えて通るのも一興。
CG。
CGとの比較。
頑張って作った格子扉。
バタン!と閉まらないからいい。私がいつも使ってる定番のやつ。
少し薄暗くなった頃。
窓の位置はリノベ前と変わらず、そのまま。1階と2階の窓位置が一致しているのでこの方向で写真撮るといい感じに写るなあ。吹き抜けていて、上への広がりが感じられるから、元々の広さ以上の開放感を感じられます。
奥まで見渡せるようになったのですごく広くなりました。
これがビフォー。
住んでいると元がどうだったかなんて記憶のかなたに行ってしまうので、こうやってビフォーアフターを写真で残しておくと、感慨深いものがある。
このまま見上げると吹き抜け。
構造的に強くするために新しく入れた梁と
元からあった梁と
昔あった小屋から持ってきて取り付けた梁と
時代の違う3年代の梁が、交差する。
ライティングレールは
一つは梁の下に取付、一つは梁の横に取付。
横に取り付けた方の照明は、上も照らせるので、2階の梁をライトアップできたりする。
もともとKさんの家ってKさんの人望もあり、みんなが集まってくる家なのでこのローテーブルを囲んで10人以上集まっても、広いからキャパ的に全然大丈夫。
断熱が効いていて、この大空間なのにどこに行っても暖かいから、それぞれが居たいところに居れる。
リビングで寝転んでてて居てもいいし、キッチンに居てもいい、キッチンのカウンターにいてもいいし、吹き抜け周りにいてもいい、階段に座っててもいい。
どこでも暖かいから居場所がいっぱいある。
寒くないから、隅まで面積を目いっぱい使える。
面積を有効利用できる。
これも断熱住宅のいいところ。
こども達は2階の吹き抜け周りで走り回って鬼ごっこ。
にぎやかでよろしい。
Kさんの家。
ほうきが柱にかけられている。
こんな家には、こういう小物がよく似合う。