2019年8月17日土曜日

1泊2日留守にしたあとの部屋の保冷力

非常に暑いお盆でしたね。

新潟県は台風の影響でフェーン現象の為に40℃ほどの高温になったそう。

そんな一番暑い二日間、我が家は湯沢に1泊2日の旅行してました。

帰宅して戻ってきた時の室温はというと


まずは断熱リフォームしてない廊下。

38℃!

やっぱり暑い!


対して断熱リフォームしてある我が部屋。


33.5℃。

廊下よりマイナス4.5℃。

旅行に行く前に28℃くらいでした。

エアコンを切って窓は閉め切って旅行に出発。

エアコン切って1日半くらい留守にして5℃ほど上昇ということになりました。

33.5℃なのでエアコンつければすぐに涼しくなります。

5℃下げればいいわけですから。

38℃の部屋は10℃以上下げないと涼しくなりません。

我が部屋は省エネで涼しいのです。


断熱リフォームしている部屋は、日中大体27℃~28℃にしていれば涼しいです。

これは壁や窓から感じる熱が断熱リフォームしてない部屋よりも伝わりにくいから、エアコンの設定温度を必要以上に下げなくていいんです。

壁や窓から感じる熱を輻射熱と言いますが、うちは輻射熱が低いんです。


例えば熱くなった車に乗り込んでエアコンつけてもすぐに涼しくなりませんよね。

それは窓からの日射が暑かったり、ダッシュボードやその他プラスチック部や金属部が冷やされてない状態だとそこから感じる輻射熱が熱くて、室内空気が冷やされても実際の体感温度は暑いままなんです。

だから涼しくなるまで(ダッシュボードなどのプラスチック部や金属部品類が冷えるまで)エアコンの設定温度をすごく下げて風量を最大の強にしてしまうことになります。


部屋も同じで、断熱の効いてない壁や天井は熱くなります。

その輻射熱が熱いままだと室内空気を冷やしてもなんか暑い。結果エアコンの設定温度を24℃や25℃の強運転にしてしまいます。

そのまま睡眠するとそのうち寒くなって夏風邪をひいてしまいます。

またタイマーで夜中・もしくは朝方エアコンが切れる設定にしていてもこんなに熱い熱帯夜ですと、エアコンが切れた時には暑くて熱中症の危険さえあります。


我が家は日中は大体27℃設定。

それ以下だと寒く感じるくらいです。

就寝時は1度上げて28℃設定。27℃だと体を動かしていない夜中には寒く感じてしまいます。

で、ずーっとエアコンはつけっぱなし。

エアコン嫌いの高齢の方が夜間熱中症で倒れるのは

1.温度を必要以上に下げて強運転にしないと涼しくならないので、体が冷えすぎる・冷房の強風が心地悪い。

2.必要以上に下げなければいけないので、また家の気密も悪く冷やした空気が逃げやすいのでエアコンの電気代が高くついてしまう。

エアコン嫌いになるのはこういった理由でしょうか。

しかし今の長岡の夏はエアコンなしではほぼ生活できないでしょう。

エアコンはつける前提で考えなきゃダメです。


我が家はエアコンの設定温度を27~28℃、風量も強なんかにはしなくても涼しいです。

エアコンを切って買い物行ったくらいじゃ、冷えた部屋の温度は上がらないので涼しいまま。

ガンガン冷房運転しなくても涼しい。

つまりエアコン嫌いになりにくい部屋。

そんな家いいと思いませんか?


2019年7月24日水曜日

蔵の解体


明治に建てられた蔵だそう。

築100年越えということになります。

蔵の解体は構造上今の住宅と違うので慎重に取り壊します。

普通の住宅と違い重機のオペレーターもかなり気を使うそう。

土壁の埃など舞い上がるので、それを防止するため水をまきながらやっていきます。


ここまでくれば一安心。


土壁は断熱効果があり蔵の中に入ると少しひんやりします。

昔の人の知恵です。

だからと言って今の家に土壁を使うかというと使いません。

今の断熱材の方が土より性能は上ですし。

土は重いので地震に弱いですし。

また、蔵は極力窓をなくして日光を中に入れないようにしているので涼しいのです。

小さい窓が2つしかありませんでした。

蔵に窓を大きくとったら暑くて冷温保管なんてできないんでしょう。

エアコンもなかった時代の冷温保管する工夫ですね。

住宅ではこんなに窓が少ないと暗くて住めません。


人が快適に住むということを考えて住宅をつくっていきたい。
そう思います。



2019年7月10日水曜日

毎年恒例 idデッキ塗装


長岡は雪を消すための井戸水で、白かったデッキも黄色くなります。

他県から来られた方は長岡の道路が茶色いことに驚かれる様子。

idのデッキは毎年塗ってます。


雪が乗るデッキの床は塗装ごとはがれてしまいます。

雨だけならここまでにはならないところ、にっくき雪。

雪が乗らない横の面はそこそこきれいなままなのです。


今年はグレーを塗りました。

井戸水の黄色もなくなりきれいになりました。


2019年7月4日木曜日

ブラックチェリーの手すりにしてみる


子供の落下防止のために簡単な手すりを作ります。

とは言え今後取り外すこともないので、簡単だけどしっかりしたものにしたく。

せっかくなんで、ブラックチェリーを選んでみました。

木材の中でも高級な部類。


無垢そのままだと少しピンクがかった色。

ブラックチェリーというだけあってアメリカの黒っぽいサクランボの木だそうな。


と、いきなり完成。

1時間もあれば完成。

ちょっと古風な窓手すり。

これで子供の落下の心配はなくなりました。


これはオイル塗る前。


オイルを塗るとうすいピンク色から茶色になります。

年月が経つとどんどん飴色に変わっていくブラックチェリー。


オイルを塗ると印象が変わります。

この飴色がブラックチェリー特有の色。


木の木目が方向によって変わります。

板目・柾目とありますが、斜め方向もあり波打っているような木目も混ざります。

またこれがいいんです。

無垢材が好き。


板目でそろえるでもなく柾目でそろえるでもなく、何も考えずに配置。

いろんな木目が見れて楽しいので。

妻にもいいねと言われたので満足。


ブラックチェリーは日焼けによって飴色への変化が激しい木材。

窓際の日当たりでどんな色になっていくか楽しみです。

2019年7月1日月曜日

小上がりダイニングのメリットとデメリット


うちのダイニングは2段上がったところにあります。

ここで食事をするわけですが、住んでみて使ってみての感想を少々。

主に子供が小さいことが原因のデメリットなんですが。



デメリット

1.子供がキッチンに登れる高さなので、包丁など危険なものは置けない。


子供用の柵を設置してキッチンには登れないように対策してあります。

それでも子供が立てるようになると、小上がりからキッチンに手が届いてしまいます。

キッチンの上にはあまり危険なものは置けません。

気を付けていれば問題ないです。



2.水道を子供がいじる。


キッチンはオープンキッチン。

キッチン前に壁はありません。

ですから水栓は子供がいじれる位置にあるわけです。

初めの頃は水栓を出したり止めたりが楽しくていたずらしてました。

ダメだよって教えてたらいつの間にかやらなくなりました。

飽きたのかも。



3.子供が歩き出したころは階段が少し危険。

室内に階段があるわけですからよちよち歩きの時は階段に上るとソワソワします。

ですので子供がもう少し小さい時はこの階段前に柵をつけて小上がりに上れないようにしてました。

この柵を超えて大人はダイニングの方に行っていました。

というよりは柵があって小上がりに行くのが面倒なのであまり小上がりダイニングは使ってませんでした。

友人に聞いたりすると、2階へ上がる階段でさえ柵をつけてないって言ってた人もいました。

踊り場もあるから下まで落ちることがないから、柵はつけていないそう。

子供は子供なりに危ないってことが分かってくるのかもしれないですね。


続いてメリット。



1.ダイニングにいる家族との目線が近い。


小上がりダイニングは床から40センチほど上がってますので、キッチンに立った人との目線の高さが近いです。

最近しゃべるようになってきた息子とこんな感じで、私がキッチンで作業しながら話たりしてます。

つまみ食いしておいしいと言ってます。

子供が小さい時はキッチンの上にある包丁などを触ってしまうということがデメリットでしたが、もっと大きくなって色々分かってきたら、一緒に家事を手伝ってもらおうと期
待。

今度はデメリットからメリットになるかも。


オープンキッチンなので遊んでる姿が常に見えるので、母親も安心。



2.段差が楽しい。


歩くのがまだおぼつかなかった頃は階段の上り下りは見ていても怖かったですが、足元がしっかりしてきた最近では楽しそうにすべり台を滑ったり、階段を上っては下りて遊んでます。


室内に階段があるってなんか楽しい。(子供だけじゃなくて自分もです)



3.床下収納が意外に使える。


計4カ所床下収納のフタがあります。

40センチ上がっているので、結構大きい荷物も収納できます。


この小上がり部分がすべて収納になってます。

メリットデメリットはこんな感じです。



あと一つデメリットが


窓の高さはリフォーム前と一緒。

小上がりが高くなったおかげで窓を開けたら子供が窓から落ちる危険があります。

いつか窓手すりを付けようと思ってましたが、子供がどんどん大きくなってきて、そろそろ窓を乗り越える心配もあり、ようやく手すりを付けます。

次回へ続く。







2019年6月11日火曜日

今度は無垢の家具にマジックで落書き


キッチンの後ろにある棚。

気が付いてみるとまた落書きが。


あらら。

またやってる!

背が高くなって棚の上のものも手が届くようになってきたみたいです。

棚の上にあるペンを自分で引っ張ってきて画伯になってました。


しかも油性。

保育園グッズには名前を書かないといけないので消えにくい油性マジックを用意してあるんですが、それを引っ張り出してきたようです。

料理中だったので気づかなかったです。


でも慌てない。

無垢材のマジック汚れも落とせます。


ビフォー。


メラミンスポンジでこすります。


マジックが落ちてます。

メラミンスポンジで多少表面を削ってる感じでしょうか。


アフター。

無垢材の汚れもメンテナンスで落ちるもんですよ。

無垢材でない家具の場合、メラミンスポンジでこすりすぎるとツヤがなくなったり、色がそこだけ変わってしまうかも。

無垢材の場合は、少し色が変わったところは再び蜜蝋ワックスを塗ってあげれば復活します。

無垢材ってこうやってメンテナンスできるから好きです。

2019年6月5日水曜日

杉のフローリングに!?


あれ、なんか汚れ?


あ!

子供のボールペンの落書き!

そういえばさっき子供のあしを見たらボールペンで落書きしてあったな。

この時期ボールペンなど渡すといろんなものに落書きしてしまいます。


でも杉の無垢フローリング。

やすって、オイルを塗れば元に戻るでしょう。

ということで、ダメだよ、と教えてカミナリは落としません。

直せるからいいんです。


少し反省したかな。


いろんなものを落としたりしてキズが付きます。

凹んでますね。

これも水を含ませて目立たなく出来ますが、うちはそのまま。

柔らかいから傷つきやすいけど、素足の肌触りがいいのでこのフローリングはお気に入り。

もう少し硬い木を選ぶとここまでキズはつかないと思います。

ただ硬い木程、素足の肌触りは良くなくなります。

本物の木なので長い間に伸縮があり、わざと隙間を開けて伸縮してもいいように施工してあるので、継ぎ目に細かいゴミが入ります。

掃除機である程度取れますが、限界はあるので、これが気になる人は無垢ではなく既製品のフローリングがいいかなと思います。

ただ既製品のフローリングはいざ大きい傷がついたら無垢フローリングより目立ちます。

一長一短ですか。


落書きは今度時間があるときに直してみます。

2019年6月3日月曜日

この時期は窓を開けて快適に


我が家の東側の大きい窓には外にブラインドが取り付けてあります。


夏に差し掛かってくるとこの大きい窓から入る日射のせいで部屋を暑くしてしまいます。

うちは断熱性能が高いので、少しの熱で部屋が暑くなります。

そのため朝の日差しを防ぐためのブラインドを取り付けてあるわけです。


このバルコニーは屋根があるので雨が入りません。

なので普通の部屋内に取り付けるものを外側につけてあります。

これで部屋内が夏の日射で熱くなってしまうのを防ぐ、すだれと同じ効果です。

日差しを入れなければ、部屋内の温度はほぼ一定を保ってくれます。

さすが高断熱。


朝晩の外気はまだ肌寒いですね。

うちは夜になっても部屋内が25℃~27℃で一日を通して室温の温度変化は1~2度くらい。
夜も肌寒いことがないです。

逆に少しの熱で温度が上がってしまう高断熱住宅は食洗器などを使うと28℃くらいになることも。

26~27度でも少し暑いかなと思う時もあります。

そういう場合は風を取り入れるようにして部屋を少し冷まします。

風は気持ちいいです。


住んで2年目に突入して、やはり実感するのが、風を取り入れて快適なのはこの時期くらいかな。

パッシブ的設計が流行っている昨今、風の通る設計を重視する傾向もあります。

自然通風で得られる涼しさを感じられる時期は意外と短いです。

もう少しで梅雨の時期。

こんな時に窓を開けて湿度の高い空気を外から取り込むとムシムシしてそれこそ不快。


それよりも実は窓を閉めて一定の室温を保った方が快適です。

つまり自然通風を重視する設計よりも、夏の日射を防いで断熱性能を高める設計の方がよっぽど意味がありそうです。

超高断熱住宅に住んで2年目の私の実感。

うちの住宅は夏に真価を発揮します。

夏は窓を閉め切っていた方が外より涼しくいられるのですから。

冷房は使いますが、冷房を切っても涼しい室温を保ってくれます。


ブラインドは子供の遊び道具にもなってます。

いや壊さないでね。



隙間からこっちみてる。



2019年5月28日火曜日

なんでも屋 出動!

リフォーム等色々お仕事を頂いているさなか、住宅に関するいろんな頼まれごとを頂きます。

側溝掃除。

その際一緒に刈り取った雑草

もトラックに積んで処分。


捨てられなくて困っていた木。

昔この木材を立てて、稲を乾かしていたらしいんですが長年使ってなかったので処分。


住宅の建築、リフォームだけでなくその周りのお仕事もやります。

なんでも屋。

暑くなってきました。熱中症には気を付けましょう。

2019年5月10日金曜日

家の中のすべり台


我が家のダイニングは2段上がったところにあります。


そこに子供用のすべり台を作りました。


2段でしかないので自分で登って


しゅー っといって滑ってます。


嬉しそう。


そんな我が子ももう2才。

お気に入りのはらぺこあおむしの歌を若干口ずさめるようになりました。

おもちゃが多くなってきて自分で片づけられるように棚でも作ってあげようかな。

2019年5月8日水曜日

貸家 ビフォー


築40年の貸家。

古い作りなので湿気で汚れてます。

出来るところは断熱改修して結露しにくくカビにくいようにリフォームします。

住みよくなるように考えていきます。

ビフォー写真。