カップボードを取り付け
カップボードも合わせてナラ材で。
吊戸棚も取付。
吊戸棚には、細く割いた木を数本取り付けて
可動棚に。
全て取り付けて
取手やツマミなど金具類をつけたらカップボードは完成。
キッチンのカウンターテーブル側もナラ材で隠していく。
点検できるように取り外し可能なビスで止めていく。
ビスは頭が出ているとかっこ悪いので、通常は下のようにビスキャップをつけていくのですが、木のキッチン、木の家にプラスチックでできたビスキャップは素材感も色もあんまりふさわしくないので、あえてビスキャップをつけず、上のようにビスとビスキャップを取り付ける皿のみで仕上げとする。
こういう家にはこれが合う。
ビスはステンビスにして錆びないように。
テレビボードのCG
テレビボードのCG。
最終的にこの形を選んでもらいました。
実は、はじめはこんな形のテレビボードの提案をしていたのですが少しごついし、もう少し軽やかな感じの方がおしゃれかなって私が思い直し、
格子扉でないバージョンと
格子扉バージョンを作成し提案。
結果、格子扉バージョンを選択してもらい決定しました。
こうやってCGで作っておくと結構良いことがあって
しっかり寸法通りCGを作っておくと
その寸法通りのサイズで作ればいいので、完成がほぼイメージ通りになるから、お客様と自分のイメージと、実際に出来上がったものとの相違があまりなくなる。
逆をいうとCGで確認して、かっこ悪ければ、その通りに作ったらかっこ悪いものができるってこと。
いつも思う、CGって大事。
製作図面も非常に大事だけど、白と黒の線だけで表現された図面では伝えきれないものがCGにはたくさんあるとおもう。
これも、写真に近い表現がうちの会社のパソコンでもできるようになったことが大きい。
一昔前はもっとリアルにならんかなと、いろんなソフトを試して試行錯誤していたけど、ソフトの性能も、パソコンの性能もまだまだでした。
時代が変わり、やっとこれなら提案CGとして言う事なしっていうレベルまでになってきた。
ソフトとパソコンを開発してくれた人、すげえよ。
ではここにテレビボードを取り付けていきます。
たいしたもんじゃないけど、作っているところを少しだけ
この細い木材を
並べて、周りを木材で固めて動かないようにする。
木を定規にしながら溝を掘っていく。
そうするとこんな部材ができる。
もう一つ違う部材を作るため溝を掘る。
そうするとこんな部材ができる。
これを組み合わせると
こんな格子の扉ができる。
お互いの溝を厚さの半分掘ってあるから、組み合わせるとちょうど平らになるようにしてある。
きっちり組まれるとしっかり直角も出るし、木工用ボンドでがっちり組める。
テレビボードの枠は、ビスケットジョイントっていうものでつないでいく。
細いブナ材のビスケットは木工用ボンドの水分で少し膨らんでお互いのをがっちり接合するので、ビスを使わないで済む。
ビスを全く使わないで完成。
左の扉がないのは、私が寸法切り間違えたため。
すごいショック。
後日取り付けます。
65型テレビを想定してましたが、75型でもいい?って聞かれ、大きいけど納まるから、いいですよって。
75型ならちょうど柱と柱の間に納まる大きさくらい。
その大きさを考慮して背面の板を取り付け、大きさをイメージするためにテレビの大きさに切った白いシートを貼ってみました。
これでイメージしやすい。
いいなー。75型。電気屋さんでしか見たことない。