2024年10月29日火曜日

10月末頃の我が家の室温

 帰宅して暖房がついてない


私以外はみんな帰宅している時間。
会社から帰ってきても、暖房点けていない家族。

毎年同じこと言っていますが、この時期に暖房ついてなくて暖かいって幸せ。
寒さには人間慣れないので、暖かいっていう幸せは毎年感じます。


室温は24.2度。
外が10度に近づき、朝は一桁代の気温の時もある今日この頃。
暖房なしでこの室温なので、暑く感じる私は帰ってくるとTシャツになります。


朝起きて23.8度。
外気温は朝にかけて下がっているのにかかわらず、室温は変わらずほぼ一定。

まだ毛布というよりタオルケットで寝ております。
T シャツで寝ると、就寝中は動かない分、同じ室温でも少し肌寒く感じますが、長袖にタオルケットでちょうどいいくらいでしょうか。(個人差あり)

来たる冬に向けて暖かさを感じつつある我が家でした。

今リノベ中のKさんの家も同じ断熱レベル。
早くこの暖かさを体感してもらいたい。
そして少しでも多くの人が断熱リノベを選択して、新築しなくても、快適空間で暮らせるようにしていきたい。

2024年10月25日金曜日

Kさんの家 性能向上リノベ 内側付加断熱と造作キッチン&家具8

2階の床をとっていきます



1階の壁の解体がひと段落してまた2階に戻ってきました。
今度は2階の床をとっていきます。
陽が落ちるのが早くなってきて、現場に西日がさしてきます。
解体のほこりがなんか幻想的で、頑張っている大工さんが神々しくも見えてくる。

横架材を眺めてみる


大工さんが帰った後、一人で横架材(おうかざい)を眺めてみる。
横に並ぶ梁とか周りの胴差とかの部材を総称して横架材と言います。
2階の床がなくなった後のこの横架材の連続する感じとその陰影がきれいで好き。


一部吹き抜けたところから2階の屋根まで見渡せるようになり、高さと空間の広がりを感じられます。
残す部材、とってしまう部材を考えている最中。


2階から見ると、吹き抜けたところから1階の光が2階の屋根まで届いて梁や母屋を照らしている。
夕方になりかけている時刻。これも明暗がきれい。


ほぼ2階の床も取り払い


外壁面以外の壁はすべて取り払われ、縦と横の木材のみが残りました。


さあ、2階の根太という下地の骨組みも取っていきますよ。


一本一本とっていきます。

根太をとったらまるで開放感が違う


これが


こうなる。
根太がなくなると一気に2階まで見えてくる、この開放感!
概ね一階の床以外の解体が終了。
土ぼこりをブロワーで吹き飛ばしてキレイにしていく。


迫力のある架構。
土ぼこりと光で大工さんからコスモが出ている。
聖闘士星矢。


左は吹き抜けとなり、右は床ができるので根太を残してあります。


夕方Kさんと2階の小屋梁まで見渡してみる。
ライトに照らされた、梁の迫力と高さの開放感がかっこいい!


2024年10月22日火曜日

Kさんの家 性能向上リノベ 内側付加断熱と造作キッチン&家具7

ユニットバスを組み立てていきます


電気・給排水管なども施工完了。
ユニットバスを入れる準備が整ったところで組み立てていきます。


あまり見ない光景かと思います。
ユニットバスの部品たち。
施工業者さんが部品の数の確認をしていました。


床から組んでいく。


浴槽が入って


壁が組まれていく。


完成!
お風呂の写真を撮るときは自分が鏡に映らないように撮ろうと思うとお風呂がうまく撮れなく、お風呂をうまく撮れたら大体自分が写ってたり。
今回は手とスマホが写ったね。
電気配線や給排水管をつないで、コーキングが乾いたら、もうお風呂に入れます。
簡単に組まれているようですが、時間短縮で組めるように考えられていることがユニットバスってすごいんでしょうね。
あったかくなるといいな。
壁にはマグネットで小物類がくっつくので、すっきり整頓できるそう。これはいい!
浴室乾燥もついていて、暖房機能もあるので、あったかく入れて今までとの違いを感じるのでしょう。
うらやましいなー。いつかうちも。


LDK工事に戻ります


1階の解体も進んでおります。


窓と階段の位置が一緒、同じ角度から作った3DCGパース。
同じ角度からのビフォーアフターを意識して写真撮っていきますので変わっていく姿をお楽しみに。


2024年10月17日木曜日

Kさんの家 性能向上リノベ 内側付加断熱と造作キッチン&家具6

 寒くなる前にお風呂のリフォームをする


LDKの解体途中ではありますが、寒くなる前にタイル風呂をユニットバスに変えていきます。
暖かいお風呂に入ってほしいと思います。

このタイル風呂が寒い理由
1.壁・天井に全く断熱材が全く入ってないこと。
2.断熱材が入っていないことにより、タイル自体が冷たさを保有してしまうので、ひんやりとした冷感をタイルに触れていなくても感じてしまい、余計体感温度を下げてしまうこと。
3.壁より外に出ている出窓は断熱が全く効いていない状態なこと。

と、こんなところを解消していきます。

まずは


タイルを解体していきます。
例のごとく外周には土壁が入っていました。
断熱材をしっかり入れたいのでこれも後ほど除去します。


コンクリートを打ったところ。
右下に出ている配管は鉄管で、サビがすごい状態。水漏れしても嫌ですし、このままにはしておけないので、今後は使わないで新規に配管してそちらを使用することにします。


土壁を落としました。
窓も出窓を撤去して、出窓ではなくします。
出窓って外に飛び出してる分、空間を広く見せられるので流行りました。でも断熱的には弱点でしかない。
なので、出窓はやめます。

普段は主に夜にしか入らないお風呂に明るさを求める事もそんなにないですから、大きな窓は不要ですし、断熱的にも大きい窓は不利なので、可愛い小窓に変えました。
この窓は当然トリプルガラス。ガラス三枚という事です。
あと、西向きの窓なので夏の夕日の直射日光でお風呂が暑くなるのを防ぐために、Low-eガラスの遮熱タイプにしてあり、夏の温度上昇を防ぐ効果も持たせています。

気密化&断熱化していきます


窓の上にある霧よけという小さいひさし。
既存の窓を除去したことによりあらわになったひさしの裏側。横に並んでいる木材の間にスキマが!


中から見るとこんな感じ。外と通じてしまっているので、このまま断熱材を入れると外から風が入ってきて断熱効果が低下します。
断熱材は、綿の中の空気を留めておくことによって断熱効果を発揮します。外から入ってきた風は綿の中の空気動かしてしまいます。断熱材の中の空気を風によって動かさないようにしていきたい。気密化して断熱性能を発揮させたい。
そこで


防風のために、そしてスキマをなくしていくために、内側からシートを貼って穴を塞いでやります。
それと、外壁の裏側が見えてる部分もスキマ風が入ってくる原因になるので、シートで塞いでいきます。
手間ですけど、せっかく入れた断熱材の断熱性能を発揮させたいので、断熱改修の際はいつもやっている作業。


白いシートの周りもテープで止めて、できるだけスキマをなくします。
その上で断熱材を入れていきます。土壁を落として、断熱材を壁厚いっぱいに入れられました。


断熱材を入れた上でその内側に気密シートを貼っていきます。
これも継ぎ目はテープで押さえます。
外側もシートで、内側もシートで、気密化した上で断熱材をサンドイッチする。
こうする事で、断熱材の中の空気が動かないので断熱性能を発揮できる。


天井には30センチの断熱材を入れた上で同じく気密シートを貼る。


でお風呂の気密断熱をしていきます。
この透明な緑色のシートの中は断熱的に部屋の中。
断熱的に部屋の中になるところにユニットバスが入るのですが、ユニットバスの壁や天井や浴槽なんかも断熱処理がしてあるので、今までより暖かくなるのは当然。
ユニットバスを入れる準備ができました。

このあとLDKの気密断熱化工事が進んで全体がワンルームの断熱空間になったところでお風呂と脱衣場を含めた快適空間になるように目指していきます。



2024年10月14日月曜日

Kさんの家 性能向上リノベ 内側付加断熱と造作キッチン&家具5

 ウッドデッキDIYの続き


一旦仮置きした床材を外して、塗ってなかった木材の保護剤を塗っていたところ、我が子らも遊びに来たので手伝ってもらう。
さっそく服を汚してしまう長男。

ウッドデッキを作っていると、近所の方も見に来て話したり、大人も子供も集まってきて、もうすでにみんなの集まる場所になりつつある。

ウッドデッキの屋根を作っていく



屋根先端部分の柱を取付。


横材を取付。
Kさんとどうすればいい、こうしたらいいって色々相談、雑談しながら形にしていきます。
ようやく秋らしい気候になってきました。
空が秋っぽい。


外壁に取り付けた横材と先端に取り付けた太い横材の上に屋根下地を渡していきます。
雪の重さに耐えられるように少し大きめの木材で構成したので、しっかりとした重量感が頼もしくて安心感があります。
束石は子供たちが塗り塗り手伝ってくれたおかげで、塗料が垂れて茶色くなってしまいましたが、味らてーとKさん。


屋根をかけていたら、いつの間にかまた近所の友人が増えている。
手伝ってくれてありがとう。
みんなで作り上げるウッドデッキ。わいわいやるのは楽しいもんです。
味らてーと言っていた束石はグレーのスプレーですっかりきれいに。またこれもよし。


みんなのDIYで完成!
屋根があれば雨や雪が防げてウッドデッキは長持ち。
Kさんの考えで、屋根も少し長めに出すことで、デッキ面が濡れにくいので天候が悪くても使える最高のウッドデッキ。
またみんなで集まって今度はここで一杯。


2024年10月11日金曜日

Kさんの家 性能向上リノベ 内側付加断熱と造作キッチン&家具4

2階の解体が一段落 


2階の解体がひと段落して、天井の丸太梁が余計きれいに見えます。
2部屋の天井を横断するように掛けられた8メートルを超える長さの迫力のある木材。
これを見せない手はないですね。

大工さんは1階へと続く階段の壁を解体しています。
とここで、番外編。
KさんのDIYを手伝うの巻。

KさんのDIY ウッドデッキを作る。

Kさんのこのリノベと並行して、休日はDIY。
ずっと作りたいと言っていたウッドデッキを作っていきます。


土木専門のKさんがちょうはりをかけます。
基礎になる束石と下地の、水平と高さを出すものです。
さすがお手のもんでちゃっちゃと進んでいきます。


写真撮るの忘れて、めっちゃ飛びますが、近所の友人も来てくれて床の下地までできました。
この時はまだまだ暑くて大変でしたが


床材を仮置きして乾杯。
最高かよ。


最高ですよ。


2024年10月9日水曜日

Kさんの家 性能向上リノベ 内側付加断熱と造作キッチン&家具3

 祝 開通


前回と同じアングルから撮った写真。
隣の部屋と繋がって祝開通。
2階がワンフロアになりました。

大工さんが素晴らしいペースで解体してくれるので、解体ゴミを運ぶ私の方が追いつかない。
順調順調。


毎日進んでいくので変わっていく様が楽しい。


1日の終わりに片付いた空間を見るのもいい。
昔の柱や梁をみて、当時の職人さんの仕事ぶりを想像してみたり。
これからどうやってかっこよくしようかと、解体前にはわからなかったところを見ながら考えてみたり。
過去と未来に思いを馳せてみる。
これでお酒が飲める。飲んでないけど。

土壁を壊す


過去と未来も大事ですが、今の私ども建築屋に大事なのは現在。
土壁を壊して行きます。
当時の土壁職人が大変な苦労をして、作ってくれたおかげで、壊すのも大変な力作業が必要。
壊していくと、外壁側は全部土壁で覆われていることがわかったので、土壁壊しの労力が想像できたところで、大工さんと一緒に再度気合いを入れます。


3尺と言って91センチ幅の壁を壊すと5から6袋くらいは土のう袋が出来ます。


葦って細い材料が丁寧に組まれていて、その両面に土がくっつけられている。


土を落として骨組みだけにして


落とした土は


土嚢袋に入れる。重いので強パワー使います。


そして2階から放り投げる。
階段を下りて運んでいたら、重くて体がもちません。
一気に落としてしまいます。
最強パワーを使います。
おりゃー